バレンタイン用のチョコレートではなく、子供時代のおやつの思い出です。
ハーシーズ チョコレートの思い出
昔々、幼稚園に上がる前の出来事ですので、昭和40年代初めだったと思います。
当時、私の手が届かないようにタンスの一番上の棚に「虫下しの薬」が隠してありました。 私は、それが気になって気になって仕方ありませんでした。
理由は無茶苦茶美味しかったからです。
どういった経緯だったか知りませんが、薬局で母が買って来たようですが、薬の形も味も板チョコそのものでした。
(今思えば子供が食べやすいように薬がチョコレートに混ぜてあったのでしょう。)
それを一片だけ食べさせてくれたのですが、いつも食べているロッテや森永のチョコレートと全然味が違い、珍しさも手伝って、食べたくて仕方ありませんでした。
ある日、親がいない間に椅子に登って、引き出しから見つけ出し、全部食べてしまったことがあります。 もちろん、大騒ぎになりましたが、大事には至りませんでした。
その後、ずっと忘れていたのですが、時は流れ、高校生の時、学校の帰りにおなかがすき、高校近くのスーパーで板チョコを買いました。 いつもなら迷わずロッテのチョコレートを買うところですが、その日はなぜかハーシーズという包み紙が目に留まり、買って食べたところ、「虫下しの味だ!!」と急に思い出しました。
10年以上の時を経て、思い出した板チョコの味に無茶苦茶感激しました。
ハーシーズチョコレートには、もう一つ、お話があります。
それは私の思い出ではなく、母の子供時代、第二次世界大戦前のお話です。
昔、ユタ州に住んでいた親戚がLAに引っ越し、よくお菓子やコーヒーetcを送ってきてくれたようです。
その頃、母が楽しみにしていたのが、ハーシーズ・キスチョコレートでした。
戦前だけでなく、戦中・戦後も、時々、送ってきてくれた、と聞いています。
その頃には、無事に届かない事も多くなったようですが...
その後、ずいぶん時間が経ち、1980年代に母は何度か米国を訪れましたが、現地のスーパーに売っているハーシーズ・キスチョコレートは子供の頃と同じだったとの事でした。
でも、時は流れ2010年代になり、近所のスーパーに売っているものは、形が異なっているようで、がっかりしていました。 袋に書いてある内容を見ているとMade in Chinaと書いてありました。 作っている工場が違うから形が異なるのかな?
それとも時代と共に形を変えたのか...
私も見て実感しましたが、確かに縦に長くなったな...と思いました。
(下記の袋入り製品の写真を見ても、上記のノスタルジック缶の商品より、やや長い感じがしますが... 何か理由があるんでしょうか... 想像ですが、中にクリームとか入れるバージョンを開発する為に形を変えたのかな?)
チョコレートについての過去記事は下記です。 興味があれば、ご覧ください。
finitykt.hatenablog.com
なお、バレンタインをはじめ、プレゼント用なら、ヨーロッパメーカーのものもお勧めです。