エンニオ・モリコーネとマカロニウェスタン

イタリア人作曲家エンニオ・モリコーネ

1960年から最近まで第一線で活躍されていた映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネ氏が2020年7月6日他界されました。

９１才でした。

Ennio Morricone - The Best of Ennio Morricone - Greatest Hits (HD Audio)

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1960年以降、色々な映画音楽を手掛けていましたが、私にとって、一番印象に残っているのは

マカロニウエスタンの映画音楽

荒野の用心棒

荒野の用心棒は、セルジオ・レオーネ監督、クリント・イーストウッド主演で1964年に公開されたマカロニ・ウェスタン（イタリア製の西部劇）です。　勧善懲悪を良しとするハリウッドの西部劇と異なり、善人よりも味のある悪人が沢山登場するマカロニウエスタンは子供の目にも非常に魅力的でした。　そして、それを引き立てるエンニオ・モリコーネの音楽が小学生のころから大好きでした。

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因みにマカロニ・ウェスタンというのは和製英語で、米国ではSpaghetti Western（スパゲッティ・ウェスタン）と呼ばれています。

中学生の頃だったと思いますが、マカロニ・ウェスタンのテーマ曲ばかりを集めたエンニオ・モリコーネ作品集のカセットテープを近所のレコード屋さんで買ったのを覚えています。

映画音楽 の巨匠 エンニオ・モリコーネ 作品集 CD4枚組 4TBP-260

夕陽のガンマン 

夕陽のガンマンもセルジオ・レオーネ監督、クリント・イーストウッド主演の作品です。　個人的には主役もさることながら、リー・ヴァン・クリーフやジャン・マリア・ヴォロンテが印象的で大好きな作品でした。 

夕陽のガンマン+続・夕陽のガンマン 【DSDリマスタリング】

因みに、邦題の経緯はわかりませんが、原語では「夕陽」は出てきません。

イタリア語の題名はPer qualche dollaro in più 英語の題名は For a Few Dollars More つまり、「あと数ドルの為に」という意味です。　この英語の題名は作品に合っていて格好良いです。

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印象的だったのはクライマックスのシーンでのオルゴールの音

懐中時計のオルゴールの音が鳴り終わったら、銃を拾って撃つ... という賭けのような決闘シーン。　エンニオ・モリコーネの音楽が活きていました。

For A Few Dollars More - Final Duel - CSUN Studio Ensemble Concert 05/04/2009

ザ・クラッシュ

そういえば、1970年代終わりから1980年代に活躍した英国のロックバンド「ザ・クラッシュ」は日本公演のオープニングで『夕陽のガンマン』の果たし合いのテーマ曲を流していたそうです。

1960年代の映画が1980年代のロックに影響を与えていたというのは面白い話です。

当時、米国の代表的なポップス系のロックやショーアップしたヘヴィメタル、テクノミュージックとは一線を画し、粗削りで反逆的なイメージが強かったザ・クラッシュ。　これぞロック！と感じさせる音楽でした。　彼らがオープニングにマカロニウエスタンを採用したのは、ある意味うなずけます。　反体制的で粗削りなイメージの彼らにピッタリです。

実は私、１９８２年、ザ・クラッシュの初来日のチケットを持っていたものの怪我の為、行けなくなってしまい、当時、非常に残念でした。 

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エンニオ・モリコーネの最近の作品

ある天文学者の恋文

2016年の映画ですので、８７才の時の作品です。 

ある天文学者の恋文(字幕版)

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ヘイトフル・エイト 

「ある天文学者の恋文」より一年早い2015年の映画。

「ヘイトフル・エイト 」はタランティーノ監督作品です。

ヘイトフル・エイト(字幕版)

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半世紀以上にわたり、第一線で活躍された偉大な作曲家が亡くなられ、とても残念です。 

エンリオ・モリコーネの音楽ゆかりの地やマカロニウエスタンの舞台となった場所を機会があれば一度訪ねてみたい...　と思います。

(c)KT_infinity - 画像素材 PIXTA -

↑　勝手な思い込みですが、こんなイメージです。

（1960年代のマカロニウエスタンは主にスペインで撮影されていた...　との事。　上記の写真は志摩スペイン村のかつてゲートウェイだった「志摩磯部駅」。　電車を待つプラットフォームから駅舎を眺める写真が、古めかしくノスタルジックでマカロニウエスタンの舞台のようです。）

 

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今日も最後までご覧頂き有難うございました。 m_ _m 

勝手な思い込みイメージで登場させてしまった志摩磯部駅の過去記事はコチラ　↓

finitykt.hatenablog.com

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