GW明け早々、疑ってしまってゴメンナサイ。🙇
でも、本物なのか詐欺か、はたまたジョークなのか、勘ぐってしまうんです。 特に「警察」とか「市役所」とか「税務署」からと思しき電話は...
できるだけ無礼な対応は避けようと思いつつ、突然の電話に対しては、無意識に疑った声色になってしまいます。 本当にごめんなさい。
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国税局を語る詐欺
本当に税務署からの電話なのに、疑り深い声で「どのようなご用件?!」と失礼な聞き返し方をしてしまいました。 それでも丁寧に用件を伝えてくれた税務署の紳士。 お恥ずかしい限りです。
ただ、これには伏線があるのです。
本物の税務署の電話に先立ち、数カ月前から複数回、国税庁を名乗る怪しいメッセージを受信していたからなんです。
これは私のスマホのSMS受信履歴。
下記に記す受信は、全部、詐欺なんです。
通報してもブロックしても次々にやって来るんです。
Amazonや宅配を語る詐欺メッセージにもウンザリしていましたが、いよいよ今度は国税庁のなりすましです。
スマホで受信したなりすましメッセージは090からのものなので、固定電話で着信した本物の税務署の電話番号とは明らかに異なります。 なので、一発でわかる話ですが、用心に越したことはありません。
確定申告や消費税の申告が終わった4月・5月、還付詐欺が活発化している事と想像します。
それでも、ちょっとだけ愚痴。
本物の税務署からの電話
税務署からの電話は良心的なもので何も問題はありませんでした。 ただ、いつもより早く3月上旬に確定申告と消費税の申告を行ったにもかかわらず、4月後半になって、輸出書類の提出を要求され、即日発送したにも関わらず、もう5月です。 所得税や市民税など支払うべき税金の引き落としは迅速に行われる割に消費税の還付請求への調査結果は待たされます。 仕方ないとは思っていますが...
その点も理解した上で、「もう少し待って欲しい。」という事を丁寧に伝えるべく電話を下さった事に対しては良心的と評価したいと思います。
輸出の消費税還付についてはコチラ ↓
そう言えば、インボイス制度の登録も1月下旬に申請したのに番号が発効されたのは4月になってからでした。 きっと税務職員も忙しいのでしょう。 彼らは彼らの仕事の中で努力しておられます。 イライラせずに理解しようと努めます。
話は変わって...
アナログ高齢者と未払い金詐欺
未払い金詐欺に最強なのは、実は超アナログ老人なのかも知れない...
高齢者と話をする中、そんな風に感じるようになりました。
「デジタルに疎い高齢者が詐欺にだまされる」というのは事実ですが、「デジタルに疎いが故に詐欺にだまされない老人がいる」というのも事実です。 (そういうタイプの人はキャッシュレスやデジタル化を進める国の方針に追随しないので、メディアや社会でクローズアップされないように思います。)
ハンコと現金が大前提
日本の国はペーパーレス、キャッシュレスを推奨し、捺印された文書をなくす方向ですが、意図せず、 デジタル化の流れに逆らい、ハンコにこだわる頑固な老人は未払い金詐欺師のカモにされにくい、 と最近、実感しました。
デジタルネイティブでなくとも、1990年代以降に社会に出た人の中には、仕事上の受発注も個人の買い物も全てオンラインで、手書きの請求書を見た事のない人もいるかと思います。
そして、それは、だます側の詐欺師も同様です。
個人レベルで現金を回収するオレオレ詐欺は別の話ですが、未払い金詐欺など、事業者のフリをした詐欺については、超アナログ老人は「社印が捺印されている請求書が手元にない限り、絶対に支払わない。 」と徹底しています。 これは半世紀以上の長い習慣の為、変えようがありません。
その上、「支払い条件は支払う側が決めるもの」という信念も強く、入金側に普段と異なる支払方法を指定されただけで怒り出す頑固さも持ち合わせています。
そうなると、突然の電話で言葉巧みに未払い金があると誤認させられそうになったとしても、詐欺師が「請求書がお手元になくても、このお電話で対応します。」とか「ウェブマネーもしくはATMからのお支払いをお願いします。」と甘い声で囁き始めた途端、頑として動かなくなります。
ハンコが押してある紙の請求書しか信じない人にとって「電話で対応」という言葉はとんでもない話で、それまで信用して話を聞いていたとしても、その言葉一つで「信用できない相手」というレッテルを貼ります。
ましてや請求書もない中、いつもと異なる支払方法を一方的に告げられる事は侮辱と感じ、反発を招きます。
私の周りでも、超アナログで高齢の知人達は、未だに「『現金支払い』というと、ネットバンクでもATMでもなく、小切手が一番に思い浮かぶ。」と言っています。
※ 因みに、政府と金融界は2026年までの約束手形の利用廃止、小切手の全面的な電子化の方針を示しています。 (ある意味これもキャッシュレスの一種だったんですけどね...)
小切手や手形の時代の商習慣を全く知らない詐欺師にとって、なぜ、突然、相手が否定的な反応を始めるのか理解できないと思います。 しかし、これはアナログの時代しか知らない老人にとっては、実にまともな反応です。
そういう意味では普段からインターネットやオンライン決済に親しみ、ネット通販で買い物をする半デジタル化した高齢者の方が騙されやすいのかも知れません。
私も含め、ネットリテラシーが低くとも、欲しいものがあればワンクリックで注文し、その場に応じ、お得な決済方法で支払い、請求書や領収証は全てPDFという生活をしている高齢者こそ気を付けるべきかと思います。
以上、昭和の高度成長時代に生き馬の目を抜くような激烈なビジネスの現場を超アナログな形で生きた80代、90代に敬意を表しつつ、私自身、詐欺師に騙されないよう気を付けたいと思います。
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今日も最後まで、お付き合い頂き有難うございました。 m_ _m
なりすまし詐欺というと、以前、中国大使館を語った詐欺電話を中国語で着信しました。 詐欺師には申し訳ありませんが、初級レベルの中国語しか分からない為、騙される事すら出来ませんでした。^.^
「なりすまし」というとpretend。 ...ということでGreat Pretender。
この曲、アニメの主題歌にもなっているようです。
フレディー・マーキュリーの歌声が素敵です。
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