4月27日は古代ギリシアの哲学者ソクラテスが亡くなった日。
そして、悪妻の日です。
命日が悪妻の日とは、とても縁起が良いとは言えません。
ソクラテスの妻「クサンティッペ」は悪妻とされています。
もちろん、実際の所、どうだったかは夫側の一方的な話ではわかりません。
旅行やグルメ、その他、楽しい話題がネタ切れの為、独り言をしたためます。
以下、年寄りの愚痴っぽい戯言と笑って済ませて頂ければ幸いです。
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後世の人が勝手に作り出したイメージならば失礼この上ない事ですが、弟子のプラトンが著作(パイドン)の中で悪妻としての逸話を披露したのがきっかけのようです。
ソクラテスの妻クサンティッペ
ソクラテスの妻クサンティッペはモーツァルトの妻コンスタンツェやトルストイの妻ソフィアと並ぶ3大悪妻と呼ばれています。
悪妻の逸話
悪妻について、ソクラテスは幾つかの名言を残しています。
雷の後は雨はつきものだ
この言葉はクサンティッペがソクラテスに対して怒り、激しくまくしたてた上で頭から水を浴びせかけた時に発した言葉。 言い得て妙です。
セミは幸せだ。なぜなら物を言わない妻がいるから
口うるさい夫人に閉口していたのでしょうか。
私はむしろ夏の暑い日にクマゼミのオスのけたたましさに閉口します^^;
ぜひ結婚しなさい。よい妻を持てば幸せになれる。悪い妻を持てば哲学者になれる。
そういえば、大昔、こんなTVコマーシャルがあったのを思い出しました。
このコマーシャルに出ていたのは野坂昭如さんだったのですね。
今、気づきました。
この方の奥様は良妻だったように思えます。 告別式の挨拶が「飲んべえ。目立ちたがり。せっかち。ウソつき。いいかげん…まだまだいっぱいあります。野坂昭如さん」という言葉で始まったのが印象的でした。
佐藤愛子「ソクラテスの妻」
例え、悪妻と言われる女性でも、夫に水を浴びせかけるほど、怒るのならば、それなりの原因があるはずです。
作家の佐藤愛子さんも「ソクラテスのような男と結婚すれば、女はみんな悪妻になってしまう」と述べています。
「ソクラテスの妻」は1963年度の芥川賞候補作品。 この作品は自身をモデルに浮世離れした夫の行状に手を焼く妻の苦労が描かれています。 佐藤愛子さん同様にクサンティッペも浮世離れしたソクラテスに手を焼いたのかもしれません。
また、著作「パイドン」でクサンティッペの悪妻ぶりを描いたプラトンも同じ本の違うページではソクラテスの死刑の日に嘆き悲しみ、人目を気にせず取り乱したクサンティッペの姿を描写しています。
4月27日はソクラテスの命日
紀元前399年4月27日はソクラテスの命日。
毒による死刑でした。
罪状は神への不敬と反社会的扇動。 紀元前なのでキリスト教ではありません。 アテネの神々を敬わず、若者を扇動し堕落させた、という事でしょう。
そのような亡くなり方をした人物の命日が「悪妻の日」というのも... 何とも言えません。
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今日も最後まで、お付き合い頂き有難うございました。 m_ _m
因みに愛妻に贈ったはずの曲も別れた後には悪妻に捧げた名曲と揶揄されたりもします。 ↓
↑ 芸能人や王室などセレブのスキャンダルでにぎやかな英国。
悪妻も良妻も夫あってのもの。
「ぜひ結婚しなさい。よい妻を持てば幸せになれる。悪い妻を持てば哲学者になれる。」 これは妻を夫に置き換えても成り立つ言葉かも知れません。
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