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海外での傷病も健康保険の給付対象!?

昔の米国出張の思い出の続き。。。
「ものもらい」が原因で救急病院で目薬を処方してもらった事後処理=「健康保険の給付申請」についてです。



海外旅行や出張には旅行保険を別途かけておくのが一番ですが、日本国内で通院の際、普通にお世話になっている健康保険でも一部カバーされます。 (これは意外と知られていませんし、私もこの時に初めて知りました。)



前回のお話(「ものもらい」で米国南部の田舎町を走り回ったお話)はコチラ ↓ finitykt.hatenablog.com



さて、救急病院で約85ドルを払って処方箋をゲットし、無事、S君は24時間営業の薬屋さんで目薬を購入しました。 その後は目の状態も良くなり、一足先に日本に帰国しました。


約1カ月の米国滞在後、遅れて帰国した私は「ものもらい」についても「救急病院」についても、きれいさっぱり頭から消えていました。 そんなある日、税理士さんから一本の電話が入りました。

電話の内容はS君の米国での診療内容についての確認でした。

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海外出張中の傷病は健康保険でカバーできる??

電話を下さった税理士さんはS君の所属会社が契約されている年配男性で、社労士も兼務されていました。 S君から事情を聞き、健康保険の給付申請を行おうとされていました。

なお、私の立ち位置は、この会社の社員ではなく、同社の輸出入及び海外業務全般を引き受けている外部の自営業者に過ぎません。

帰国後の給付申請

このブログは個人的な思い出話を参考までにお知らせしているに過ぎません。 もし、実際に保険を使う必要が出ましたら、ご自身で確実かつ最新の情報をダブルチェックの上、専門家に相談される事を強くお勧めします。

下記は全国健康保険協会の公式ページです。 これから海外出張の予定がある方は頭の片隅に置いておいても損はないと思います。
www.kyoukaikenpo.or.jp

↑ 上記のリンク内のPDFを見てもお分かりの通り、様式A、B、Cを事前にプリントし医療機関に書き入れてもらう形式となっています。 病院にかかる可能性がある方はPDFファイルをプリントしておけば手続きがスムーズです。

なお、会社員ではなく自営業者が加入している国民健康保険についても同様です。

国民健康保険における海外療養費用の手続き

出張に限らず、観光旅行についても同様に申請できます。 国民健康保険の場合は、居住地の市役所・区役所に確認することをお勧めします。


参考までに、渋谷区が公表している内容は下記です。

https://www.city.shibuya.tokyo.jp/assets/com/20190401_kyufu_a.pdf



S君の場合

S君に話を戻します。
彼の場合、急遽、救急病院を訪ねた為、PDFを事前にプリントして持参したりetc、特別な準備はできていませんでした。 (そもそも、全く頭にありませんでした。)

しかし、病院の書式の領収明細とお医者さん手書きの診察明細は発行してもらっていました。
税理士さんからは、それに和訳を添えて提示するように言われました。



懸命に翻訳を試みますが、何しろ、お医者さんの手書き文字がミミズのようにユニークで全然読めません。 (誰よりも字が汚いと自負する私が言うのも失礼ですが、筆記体でもブロック体でもない独自の手書きフォントは、まるでアラビア語のように見えました。)



医療関係の知識が皆無で英語のレベルも何十年も前に短大で習っただけですので、手書きの診療明細の翻訳はほとんど暗号解読です。 とりあえず、グーグルで専門用語を検索しつつ訳していきました。



なんだかんだで翻訳をおこない、税理士さんに文書一式を送りましたが、実は、その後、どうなったかは知りません。

出張の翌年、S君は退社してしまいましたし、税理士さんも8年前に亡くなりました。 また、S君が所属していた会社も6年前に廃業しています。 この会社については、色々と思う事もあり、何か書こうと思えば、ドラマチックな本が1冊できるかも...とも思いますが、男らしく(?)墓場まで持って行くつもりです。

良い事ばかりではなく、ある意味、壮絶な(?)事もありました。 この会社のおかげで、多種多様な経験をさせてもらえた事に、今は感謝しています。



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今日も最後までご覧頂き有難うございました。 m_ _m 



関係ありませんが米国の話。

finitykt.hatenablog.com



 

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