「懐かしいもの」について書き始めていた中、今週のお題が変わってしまいました。
という事で勝手ながら「懐かしいもの」
5.25インチFD
私が懐かしく感じるのは5.25インチのフロッピーディスク。
残念ながら、今は売っていません。
1985年の事でした。 シカゴ郊外の大学で初心者向けのコンピュータの授業があり、そこで初めて目にしました。 帰国後はオフィスだけでなく製造現場でも頻繁に使用しました。
1D、2D、2DD、2HDなど何種類かを使い分けた記憶があります。
2024年の今、5.25インチのフロッピーディスクを探すのは困難でしょう。 それでも、3.5インチのFDはかろうじて販売されているようです。
昔のパソコンには3.5インチFD、5.25インチFD用のドライブがあり、それぞれAドライブ、Bドライブと呼んでいましたが、今のパソコンにはありません。
フロッピーディスクを使おうと思うと外付けのドライブが必要となります。 ↓
私も2014年頃まで、この種の装置のお世話になりました。
因みに、大阪でこういう買い物をするなら日本橋。 昔ながらの電気街です。 ラジオやテレビetc昭和の時代からお世話になりました。
他の業界の人には信じられないかもしれませんが、未だにフロッピーディスクが現役の業界もあります。 特に斜陽産業といわれる分野では顕著です。 2020年時点でも5.25インチFDを使っている会社もありました。
特に年配の経営者が一人で運営している小規模工場では古い機械の制御部分をアップデートせずに導入時のまま使っている場合もあります。
後継者がいない一代限りの会社なら致し方ないかも知れません。
21世紀初頭の一時期、何度も、そういった古い機械をコンテナで中国や東南アジアに海上輸送しました。
日本で丁寧に使われてきた機械は海外で非常に人気がありました。
当時は某国の新品の機械よりも日本の中古機の方が信頼性が高い、という状況でした。
精密に作られ丁寧に使われてきた日本の中古機は制御部分のみ現地で最新の状態にすれば、その後もしっかり働き続けたと思います。
21世紀の初め、子供もまだ中学生で、アラフォー一人親の私が必死で働いていた頃のことです。
子育てを終え、後継者もなく、廃業する経営者の姿に高齢化の寂しさを感じました。 或る意味、親世代を見ているような気分でした。
その世代は戦後、ゼロの状況から事業を興し、高度成長を支えた世代です。
数十年前には彼らも若き起業家だったのでしょう。
一つの時代が終わった
そう感じました。
その後、20年が経ち、当時のアラフォーはアラ還になりました。 当時、日本から中古機を導入した海外の企業家も同様です。 一人っ子政策が長かった国なら、さらに未来は深刻でしょう。
今は目にすることもない5.25インチのフロッピーディスクを思い出すと、「高齢化」という言葉が頭に浮かびます。
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今日も最後まで、思い出話にお付き合い頂き有難うございました。 m_ _m
そういえば、フロッピーディスクを発明したのはドクター中松と言われていますが、少し異なるようです。
ドクター中松は色々とユニークな商品を世に出した発明家ですが、彼が特許を取っていた発明に紙製のレコード「ナカビゾン」というものがあったようです。 1967年当時、フロッピーディスクをIBMが開発した際、その仕組みが「ナカビゾン」と類似する可能性が一部分あることが分かり、IBMが特許使用料を支払ってドクター中松とライセンス契約を結んだ... というのが信ぴょう性のあるストーリーです。
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