9月の記念日といえば9月30日は翻訳の日。
語学力のない私は、翻訳ができる人を心の底から尊敬します。
外国語を深く理解しているだけでなく、母国語の高い表現力が要求される大変な仕事です。
そう言えば、短大の1年生の時に英検1級に受かった知人がいました。 留学したわけでもなく「単に英語が好き!」というだけで、そこまで英語がうまくなれるとは驚きでした。
卒業後、英会話学校でのバイトなどを経て翻訳担当として特許事務所に就職した、と聞きました。 遠い昔、二十歳前半の頃でした。 今も元気にされているかな? ふと思い出します。
命がけの翻訳
話は変わって翻訳がもたらした悲劇。 宗教的な理由から許せないと思う人もいらっしゃるのでしょう。 この本を日本語に翻訳された筑波大の五十嵐先生が命を奪われたのは平成3年の事でした。
書いた人以前に訳した人が命を落とされたことは衝撃ですが、その宗教において死刑判決を下すとされた書籍を翻訳したことで、その主張を流布したと判断されるのでしょうか... 日本の文化とは異なる価値観でもたらされた事件が、この日本で起こった事に言葉を失いました。
その後、30年以上が経ち、今年(令和4年)8月、原作者がニューヨークで襲われ大けがを負いました。 襲撃犯は、この作品が世に出た時には生まれていなかった年齢の若者でした。
作者サルマン・ラシュディ氏の他の作品は寺門泰彦先生が訳されています。 また、この作家についての研究もなされていたようです。
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国際翻訳デー
世界翻訳の日は9月30日。 通称は国際翻訳デー(International Translation Day)です。
1953年に国際翻訳家連盟が設立されて以来、呼びかけられていた記念日ですが、正式に制定されたのは1991年です。 その後、2017年になり国連総会の決議で国際デーとして承認されています。
では、なぜ9月30日が翻訳の日となったのでしょう?
ヒエロニムスの命日
それは聖書をラテン語に翻訳した聖職者ヒエロニムスの命日だからです。 ラテン語にもヒエロニムスにも全く関係のない話ですが、短大の授業中、「英文科の学生は聖書を全文、英語で暗記すべきだが、英語科の学生にはそこまでの要求はしない。」と言われ『英文科って大変だな...』と感じた事を思い出しました。 なお、ヒエロニムスは4世紀から5世紀にかけて活躍した神学者で、ローマ教皇ダマスス1世に重用され、聖書の翻訳事業にとりかかった、と言われています。
この人はルネサンスのオランダ人画家ヒエロニムスとは別人で時代も全く異なります。 念のため...
翻訳の難しさ
20年ほど前に勤めていた会社で少しだけ翻訳に携わったことがあります。 正確に言えば翻訳ではなく自社ソフトの英語化と海外の他社のソフトの日本語化でした。
また、見知らぬ機械の取説を日本語や英語に訳す機会もありました。 その場合、翻訳以前にその産業についての知識が必要となり、訳し始めるまでに時間がかかりました。 (プロの翻訳家でないという理由で大目に見てもらえた部分もあると思いますが、時間がかかった上、日本語も英語も表現力が乏しく申し訳なかったと思います。)
例えば、「回る」という日本語を英訳するのに、それがRotateなのかRevolveなのかTurnなのか...等々、イメージできずに悩んでしまい、語学力や表現力のなさを思い知りました。
好きな翻訳文学
さて、私が一番好きな翻訳本は森鴎外訳の即興詩人です。 アンデルセンの作品ですが美しい文語体の日本語訳が心地よい作品です。
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私事ですが...
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