近畿地方では5月に梅雨入りした令和3年。 6月に入りましたが、天気の良い晴れた暑い日が続きます。
今週のお題「そうめん」
梅雨の季節に思い出すのは、子供の頃、父に連れられ蛍を見に訪れた奈良県のこと。 もう50年くらいは経つでしょうか... 毎年、この時期には何回も父の運転する乗用車で奈良県の山里へ行き、田んぼの畔で平家蛍を見ました。 父や母の友人家族が同行することもありました。 今にして思うと、月ヶ瀬かどこか、三重県との県境だったように思います。 その際、途中で三輪に立ち寄り、そうめんを買ったものです。 これは、父が生家に帰る際の祖父へのお土産。 梅雨が終わり、暑い夏が来る頃には大変喜ばれました。
すでに祖父も父も他界している為、父の日のプレゼントに三輪そうめんを送ることはできませんが、神棚にお備えするのも良いかな? と思います。 (← 両親とも実家が神道の為、父の生家にも母の実家にも自宅にも仏壇はなく、神棚のみです。) お中元に戴いても嬉しい品です。
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三輪そうめん
そうめん
乾麺として店頭に並ぶそうめん。 漢字では素麺と書きます。 夏の風物詩として冷やして食べるのが一般的ですが、温かいおつゆと一緒ににゅうめんとして頂くのも美味しいです。
そうめんの歴史
古代中国の「索餅」が日本に伝わったものがそうめんの由来と言われています。 現代の中国でも福建省福州周辺では、そうめんとよく似た線麺という麺があります。 なお、線麺は、北魏、唐、宋、元代に手工細麺と呼ばれ、索麺へ進化した、と言われています。 また、天武天皇の孫である長屋王邸宅跡(奈良市)から出土した木簡に最も古い「索餅」の記録があり、現代に続くそうめんの発祥は奈良県桜井市と言われています。 三輪そうめんの三輪は桜井市内の地名。 三輪山(みわやま)は大神神社(おおみわじんじゃ)の神体山です。
因みに奈良県桜井市の中心である桜井駅はJR西日本の桜井線(JR万葉まほろば線)と、近鉄大阪線が乗り入れている接続駅です。 近鉄線利用の場合、大阪のミナミの中心地難波から約40分です。
三輪山と大神神社
三輪山(みわやま)の形は円錐形。 奈良盆地にある標高467.1m、周囲16kmのなだらかな山です。 なだらかな山と言っても、信仰の場ですので、整備されたハイキングコースとは異なり、それなりの覚悟と準備が必要です。 山の天候は変わりやすく、足元は滑りやすいようで、じゃらんの口コミを見ていても、「両手に何も持たず、杖をお借りして登りました。」「午前中に登られることをお薦めします」という言葉が続きます。
写真は「大神神社のご神体の三輪山」「しちのすけさん」の作品です。 上記をクリックすれば、じゃらんのページで三輪山の詳細、口コミ、写真を確認できます。
三輪山の最寄り駅はJR三輪駅。 大神神社は駅から徒歩約5分です。
三輪山は大神神社(おおみわじんじゃ)のご神体で、古代より神聖な山として信仰されている禁足の山でした。 現在では、信者の方々の要望により、事前に申請し、入山許可を頂くことで山に登ることができますが、三輪山登拝は「お参り」ですので、一般の観光とは異なります。 三輪山登拝には大神神社の摂社「狭井神社」で申請し、許可を頂くことが必須です。
なお、令和3年6月現在、新型コロナウィルス感染症の影響を考慮し、三輪山登拝は受け付けておられません。
また、新型コロナウィルスの問題が収まり、無事、登拝受付が再開されたとしても、外国から来られた方には以下の2点の条件が課されますので注意が必要です。
1) 日本人ガイドの付き添いがいること又は日本語が堪能で神社関係者の説明が十分理解できること。
2) 国内経由で通話できる携帯電話を持っていること。
元々、禁足の山でしたので、神聖な山に登ることにこだわる必要はありません。 むしろ、原初の神祀りの方法に則り、大神神社から拝殿の奥にある三ツ鳥居(みつとりい)を通し三輪山を拝するだけで十分かも知れません。
大神神社拝殿の奥は禁足地として普段は神職さえ足を踏み入れない神聖な場所で、三ツ鳥居は禁足地と拝殿の間の結界とされています。
大神神社 by じゃらん
上記の文字及び写真イメージをクリックすれば、「じゃらん」の大神神社のページに移動します。 (写真イメージは同ページ内に表示されている「きよし」さんの「パワースポット」という作品へのリンクです。 是非、原寸写真及び他の作品もご覧ください。) なお、写真の他、大神神社や周辺の情報、便利な宿泊場所なども、じゃらんのページでご確認頂けます。
三輪そうめんの特徴
三輪そうめんは、11月~3月の寒い時期に限定し小麦粉を手延べ法により精製した麺です。 その為、塩分を少なく作ることができ、細くてもコシが強い麺ができます。 煮崩れしにくい為、にゅうめんや炒めものにも適しており、独特の歯ごたえと舌ざわりが特徴です。
特に製造から1年以上寝かしたものは『古物(ひねもの)』、2年以上のものは『大古(おおひね)』と呼ばれ珍重されます。 また、素麺は細さでランク付けされ、かつては以下の4つの分類がありました。
神杉(かみすぎ)…極細の最高級品
緒環(おだまき)・・・神杉より少々太い高級品
瑞垣(みずがき)・・・誉より少し細い高級品
誉(ほまれ)・・・通常の三輪素麺
但し、現代においては、各メーカーでの独自開発で、より細い麺が作られるようになり、このような区分は不明確となっています。 その結果、今、一般的に使われている区分は瑞垣(鳥居の金帯)、誉(鳥居の黒帯)という大まかな区分けです。
三輪山本 お食事処
本場の三輪でそうめんを頂くなら、手延そうめん製造所のお食事処「三輪山本 お食事処」。 以前は三輪茶屋という名前のお店でした。 口コミや写真などを確認するならコチラ ↓
三輪山本 お食事処 by 食べログ
そうめんの三大産地
日本全国にあるそうめん産地の中でも、日本三大そうめんと謳われるのは、兵庫の「播州そうめん」、奈良の「三輪そうめん」、香川の「小豆島そうめん」です。
播州そうめん
播州そうめんというと有名なのは揖保乃糸。 熟成し縄状に麺に延ばす作業を繰り返すことで、茹で伸びしにくい滑らかな舌触りとコシがある歯切れのよい食感を生み出します。
小豆島そうめん
小豆島そうめんの特徴は麺を延ばす時にごま油を使用している事。 色は少し黄色がかり、独特の風味のある弾力あるそうめんです。
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今日も最後までご覧頂き有難うございました。 m_ _m
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